ブログ・コラム

COLUMN

家づくりラボ

2023-02-13

【佐賀・鳥栖 新築コラムVol.623】住宅用太陽光発電事情!どこよりもやさしく!詳しく!解説します!

2023-02-13

【佐賀・鳥栖 新築コラムVol.623】住宅用太陽光発電事情!どこよりもやさしく!詳しく!解説します!
佐賀・鳥栖で新築注文住宅を建てようと検討されている皆様!こんにちは!

今回は”今だからこそ知りたい!"住宅用太陽光発電について詳しく知りたい方や、
太陽光発電の導入に迷われている方にぜひご覧頂けたらと思います!
 

【太陽光発電とは】


太陽光発電とは、「太陽電池」を用いて太陽光を直接的に電力に変換する
発電方式のことを言います。
太陽電池は「電池」と名が付いていますが、電力を蓄える装置ではなく、
太陽の光エネルギーを直接電力に変換する「発電機」の役割をはたします。
そのため、太陽光が当たっていない夜間や、日照不足の時間は発電することができません。
一般的な住宅の太陽光発電に必要なものは、
太陽光パネルとパワーコンディショナーになります。
パワーコンディショナーとは、太陽光発電システムに搭載されている機器の一種で、
発電された直流電力を家庭内で利用できるように交流電力に変換してくれる機器のことです。
屋根などに設置した太陽光パネルに太陽光が当たることで、
内部の電子が移動して電気が作られ、パワーコンディショナーによって
家庭で利用できる電気に変換されます。

 

住宅の太陽光発電の売電について


太陽光発電で発電した電気のうち、使いきれなかった分は電力会社に送り、
買い取ってもらうことができます。
この仕組みを「売電」と言います。
太陽光発電の売電は国が決めた制度に基づいて行われており、
太陽光発電の売電について定めるルールとして「FIT制度」があります。
FIT制度とは、固定価格買取制度(Feed-in Tariff)のことで、
太陽光発電で作った電気を、あらかじめ決められた価格で買い取るよう、
電力会社に義務づける制度のことです。
太陽光発電では、固定価格での買い取り期間が10年間と定められており、
たとえば、2022年10月にFIT制度の適用を受けた場合、
2032年10月中まで同じ価格で売電可能になります。
FIT制度により保障される売電価格は毎年見直されており、
売電価格は年々低下傾向です。
なお、FIT制度を利用して買い取ってもらえる電力は、
「自宅で必要な電気を利用したあとの余剰分のみ」、
「太陽光発電設備を設置してから10年間」と定められています。
単純に電気を多く作れば、多くの利益が出るというものではないことと、
売電価格はずっと一定ではないことを頭に入れておきましょう。

 

太陽光発電を導入するメリットとは?


住宅の新築時は大きな費用が必要になります。
太陽光発電の設置はさらに費用が増すため、新築時に導入するか、
必要と感じたときに後付けするか、悩む人も多いでしょう。
新築時に導入する場合と後付けした場合との、それぞれのメリットをご紹介します。
 

新築時から太陽光発電を導入するメリット


それではまず新築時から太陽光発電を導入するメリットをご紹介していきます。
新築時に導入するメリットは主に5つあります。
 

1・電気代を削減できる


最近では、電気代は上がる一方であり、
コロナ禍においては在宅ワークをする人も増えたため、
今までより電気代が高くなった家庭も多いのではないでしょうか。
太陽光発電を導入することで、日々家庭で使う電力の一部を作れるため、
光熱費を抑えることが可能です。オール電化住宅であれば、
太陽光発電との相性も良いため、それなりの光熱費削減が見込めます。
また、太陽光発電を取り入れている場合、単純に電気代を削減できるだけではなく、
再エネ賦課金も削減できます。
再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーを普及させるための費用で、
全世帯が購入する電気使用量に応じて課金されている費用です。
ちなみに2022年度の再エネ賦課金は3.45円/kWhになっています。
電気料金の明細を見ると、再エネ賦課金の項目で課金されているため、
一度確認してみましょう。
 

2・売電収入がある


先ほどご紹介したように、太陽光発電で発電された電気は、
家庭で使用する分を除き売電することができます。
経済産業省の資料によると、平均的には住宅用太陽光発電が作った電気のうち、
自家消費されるのは3割程度であり、約7割は売電されます。
太陽光発電は毎年設置費用が安くなっているため、
それに合わせて売電価格も下げられています。
それでも10年ほどで設備に投資した費用を回収できる可能性は高いため、
それ以降は純粋に収入になります。


3・ローンをひとまとめにできる


新築時から太陽光発電を導入することで、ローンをまとめることができます。
太陽光発電を後付けする場合には、
ソーラーローンや太陽光ローンと呼ばれるローンを利用することも可能です。
ですが、新築時から太陽光発電を導入していれば、
住宅ローン1つにまとめることができます。
住宅ローンと別にローンを組む必要がないため、
余計な手間もかからず、資金計画も立てやすくなります。
 

4・最初から太陽光パネル設置を念頭においての家づくりができる


最初から太陽光発電を導入するのであれば、
新築する際に太陽光発電に最も適した屋根の形状を検討することができます。
太陽光が当たりやすい方角や角度を検討できるため、
後付けするより効率の良い発電が可能になります。
屋根の角度などによっては、反射の方向などで近隣に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、
最初から考慮に入れておくことで、不要なトラブルを回避することにも繋がります。
 

5・災害時や停電時も一定の電力が使用できる


自宅で発電ができることで、大きな災害があった場合や、
停電が起きたときにも一定の電力の供給が可能になります。
地震などの災害があった場合、電気やガスなどライフラインが断たれてしまうことがあります。
しかし、太陽光発電を設置していれば、日
中発電している間は一定の電気を利用することができます。
蓄電池システムも併用すると、さらに安定して電力を確保でき、
夜間に利用することも可能になります。
太陽光発電での電力は決して大きくないため、
不自由なく使えるというほどではありませんが、
非常時にも一時的に使える電力があることで、安心が得られるのではないでしょうか。
 

太陽光発電を後付けすることのメリットは?


次に太陽光発電を後付けすることのメリットをご紹介していきます。
後付けする際のメリットは主に2つあります。
 

1・固定資産税がかからない


太陽光発電を後付けする場合、屋根の上におくタイプになるため
固定資産税の対象になりません。
ただし、新築時に導入した場合でも屋根材一体型でなければ課税対象外のため、
後付けした場合に特化したメリットとは言えません。
 

2・予算に余裕ができてから導入することが可能


新築時に予算の都合で太陽光発電の導入を諦めた場合でも、
後に予算に余裕ができてから採用するという選択肢もあります。
ただし、後付けの場合、施工費用などが新築時に導入するよりもかかる場合が多いため、
トータルコストで見ると高くついてしまう可能性があります。
これらのことから、太陽光発電の設置を希望している場合は、
後付けするより新築時に付けることをオススメします。
 

 



以上が新築時に太陽光を取り付けた際のメリットと後付けした場合のメリットのご紹介でした!
次回はデメリットについても詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧下さいね!