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家づくりラボ

2021-10-26

【佐賀新築コラムVol.541】火災に強い住宅について

2021-10-26

佐賀・鳥栖市近郊で新築注文住宅、平屋住宅をご検討中の皆様こんにちは。
 
今回は、火災に強い住宅についてお話しいたします。
 


佐賀・鳥栖市近郊で
新築注文住宅をご検討されている方の中には、
「木造住宅は火事に弱そう」と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
先日の首里城の火災の映像を見ると、そんな思いを強くされる方も多いでしょう。
 
住宅でよく耳にするのは、「木造」「鉄骨造」ですが、
火災に強いのはどちらなのでしょうか。
 
 
■鉄骨造
鉄骨は火災に強そうなイメージがあります。
鉄に火がついて燃えているところは見たことがありませんよね。

住宅で火災が発生すると、だいたい5~10分程度で500℃に達します。
実は鉄骨は500℃を超えると、強度が一気に落ちてしまうのです。
仮に形があっても、いつ崩れるか予想するのは難しいです。
そのような事態にならないよう、鉄骨を「耐火被覆」で覆って、
火災時でも一定時間強度が保てるようになっています。


■木造
木に火をつけるシーン(例:たき火)を見る機会が多いため、
火災に弱いイメージですが、実はそうではありません。

木は、燃えると表面が黒く焦げます。これを「炭化層」といいます。
炭化層ができると、熱が木の内部に伝わりにくくなり、
さらに酸素と触れにくくなるので、なかなか燃え進みません。
一般的な木造住宅で使われる柱や梁は、10センチ以上の厚みがあります。
たとえ30分間火にさらされても、表面から2センチ弱は焦げますが、
内側のほとんどの部分は残るため、避難の時間を確保できます。


鉄骨造にも木造にも、それぞれ他にも特徴があります。
耐火性能を考慮しつつ、
耐震性や耐久性、間取りの自由度、費用など、
ライフスタイルに合わせて構造を選ぶと良いでしょう。

性能など気になる点は㈱クレセントホームにご相談ください。